絶対にバズる曲を作る

バズりたい!!!!

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はじめまして、PARTYです。
インディホラーゲームみたいな写真で失礼します。
PARTYというトチ狂った名前を名乗っていますが、実際のパーティ会場では隅っこの方で食事に集中しているふりをして全ての会話をやり過ごしています。
 
インターネットをする全ての人間が持つ欲求、それは「バズりたい」。
 
幸いにも僕は趣味で音楽を作っています。
趣味を活かしてバズって行きましょう。
 
それではいきます。バズ!!!!!!!!!!!(クソデカかけ声)

バズるための条件とは

Spotify 2020 Top10から読み解く

音楽でバズるためにはなにが必要でしょうか?

手始めに、2020年にSpotifyで最も再生された曲トップ10をリストアップしてみましょう。

  1. Pretender / Official髭男dism
  2. 夜に駆ける / YOASOBI
  3. I Love... / Official髭男dism
  4. 白日 / King Gnu
  5. 香水 / 瑛人
  6. 宿命 / Official髭男dism
  7. 115万キロのフィルム / Official髭男dism
  8. Yesterday / Official髭男dism
  9. 紅蓮花 / LiSA
  10. まちがいさがし / 菅田将暉

これらを円グラフによって図示するとこうなります。

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いやヒゲダン強っ。
その他にも、2020年を賑わせた超有名アーティストが勢揃いしています。
 
そして、これら10曲の売れた理由をリストアップするとこうなります。
  1. サビ前の印象的な一言
  2. 細かいピアノフレーズなど、情報量の多さ
  3. 特徴的なリズム
  4. 高すぎる歌い出し
  5. クズエピソード
  6. スケールの大きな曲調
  7. ストーリー仕立ての歌詞
  8. Aメロ→Bメロ→サビでの大胆な転調
  9. 大型タイアップ
  10. 落ち着いたAメロ・Bメロ、サビで爆発
完全に、こうですね。完全にこうだ。
完全にこうなので、これらの要素を曲に盛り込んでいきます。
 
しかし、大型タイアップ……なんの実績もない僕がタイアップを取ってくるのは現実的ではないですが……できるかな?
やれるだけがんばってみます。
 
また、これらの曲のBPM(テンポ)を棒グラフによって図示するとこうなります。

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概ね2020年のヒット曲はローテンポとハイテンポに分けられ、
ローテンポ側の平均bpmは88、ハイテンポ側の平均bpmは129.25、また10曲全ての中央値は95のようです。
今回は制作の都合上、bpm=88を採用します。

さて、以上の情報は、現代日本の音楽業界、ひいては社会情勢そのものを反映した重要なエッセンス。
 
つまり、これらの曲からいいところだけをパクっていけば、簡単にバズれるってこと!
 
ここまで、ついてこれてます?
 

コード進行

また、名曲には素晴らしいコード進行も欠かせません。
以下の3つのコード進行は、使えば十中八九名曲になる、いわゆる「チート」的なものです。
今回は、分かりやすさの都合上、キー = Cメジャーでの説明、またテンションコードは省いています。
  • カノン進行 : C →G→Am→Em→F→C→F→G
    • 卒業式などでお馴染みのBGM『パッヘルベルのカノン』。その曲調を想起させるような、優しくて落ち着くコード進行です。
    • 代表曲
  • Just the Two of Us進行 : F→E→Am→Gm/C
    • 煙のくゆるバーで流れているような、陰の中にも明るさの感じられる雰囲気のあるコード進行です。
    • 代表曲
      • 『夜に駆ける』YOASOBI
      • 『I Love...』Official髭男dism
      • 『丸の内サディステック』椎名林檎
  • 王道進行 : F→G→Em→Am
    • アニソンなどによく使われがちな、安定しながらもどこか落ち着ききらない躍動感が魅力のコード進行です。
    • 代表曲
まあ、いきなり「コード進行」なんて言われても意味が分かりませんよね。
以上3つのコード進行を、インフォグラフィックによってとても分かりやすく図示するとこうなります。

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分かりやすすぎる……!
 
サバンナのどうぶつさんたちを使った弊害で、「嘘の食物連鎖」みたいな解説図になってしまいましたが、とても分かりやすいですね。
これらのコード進行も、全部曲に盛り込んでいきましょう。
 

TikTokの傾向

あと、バズると言えばTikTokも忘れてはいけません。
今や誰もが知るところになった『香水』も、元を辿ればTikTokから火が付きました。
TikTokでバズる条件、それは……
  • 一度聴けば覚えられるキャッチーなサビ
  • 振り付けを考えやすい特徴的なリズム
  • ネタにしやすい歌詞
  • 初動で多くのLikeをつけてもらい、運営のオススメに乗る
こんなところでしょうか。
この他にも、「マネしやすい振り付け」や「インフルエンサーの拡散」など様々な条件があると思いますが、作り手の側では制御が難しい部分なので今回は努力目標とします。
 
これらをファネルによって図示するとこうなります。

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人の行動の流れは、ファネルによって可視化するととても分かりやすくなりますね。
これらの要素も、軒並み曲にぶちこんでいきましょう。

 

2020年度 Google検索急上昇ランキング

また、2020年度のGoogle検索急上昇ランキングも、直近1年間の世相を反映しています。
たくさん検索されているということは、それはもうたくさんバズっていると言っても過言ではないでしょう。
全部曲に入れちゃいます。
これらをセミラチス構造によって図示するとこうなります。

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このように分かりにくいデータも、セミラチス構造の図にすると一目で分かりやすくなりますね!

 

テレビ業界のセオリー

加えて、昔からテレビ業界にはこのような言い伝えがあるそうです。
「ラーメンと動物と子ども、この3つを出しておけば視聴率が取れる」。
 
視聴率が取れるということは、令和のこの世の中においても相当数のインプレッションが見込めるということに間違いないでしょう。
 
当然全部ぶちこみます。
  • ラーメン
  • 動物
  • 子ども
これらを「学習塾にありがちなインチキ棒グラフ」で図示するとこうなります。

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ラーメン・動物・子どもがない時とある時での伸び率が一目で分かりますね!
こちらの要素も、当然のことながら盛り込んでいきます。
 

まとめ 

最後に、今までの要素をもう一度高速でおさらいして、この章の終わりとしましょう。

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これからどんな曲ができるのか、楽しみですね!
それでは作っていきましょう。

 

実際に曲を作ってみた

絶対にバズる曲、完成

上記の「絶対にバズるセオリー」をすべて盛り込んで、実際にできた曲がこちら!

あれ、ちょっと待って、これ……

マフィアシティのタイアップソングじゃない!?!?!?

 

絶対にバズるセオリーをすべて盛り込んで曲を作った結果、「マフィアシティのテーマ曲」ができてしまいました。

関係ないけど曲作りってムズすぎる

 

さて、これまでの要素を時系列も加えた図にして整理してみましょう。

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分かりやすい!

そして、ここまで人の心を捉える要素が盛り込まれた曲、人気が出ない訳がありません!
サビの最後で、ただただCovid-19をまき散らす迷惑チンピラが誕生していましたが……それは無視しましょう。

あと、サビの入り「回れ回れ~♪」が、『LA・LA・LA LOVE SONG』をかなりパクってしまっていることに曲の完成後に気付いて白目を剥きました。

やっぱり、名曲には売れる理由があるんやね。

 

TikTokに公開

それでは、これをTikTokに放流していきます。
令和のバズといえば、TikTok

アップロードした動画がこちらの2本!
https://www.tiktok.com/@nitedate/video/6918351079193283842
https://www.tiktok.com/@nitedate/video/6918361123175681282

それぞれ、Bメロの最後とサビの中盤を使用しています。

さて、TikTokでのバズりの基準ですが、僕のアカウントで確認してみたところ大体20K(20,000)いいね、少なくて2,000いいねくらいから運営のおすすめに乗りはじめるようです。

今回は僕が上げた動画が24時間で2,000いいねを獲得したら、晴れて成功、バズったということにしたいと思います。

さあ、一体……どうなる!?!?!?
明日を座して待ちましょう。

・・・

【おまけ】

2本目の動画に関して、本当はサビの後半を使うつもりだったのですが、文脈から切り離して動画にしてみたところ炎上リスクが高すぎるのでボツにしました。

・・・

そして、頂点(テッペン)へ……

さて、バズっている景色を見にTikTokに向かいますか。
どれどれ……。

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2いいねと、2いいね……?
そのうち1ずつは自分のいいねだから、1いいねと1いいね……?

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バズるにはセオリーだけでなく、オリジナリティと更なるスキルが必要みたいです。
あと普通に自分自身の拡散力も必要かもしれません。
必ず身に付けて戻ってきます。 

さようなら。

・・・

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