20220208 おだんご

おれは音作りを好きになれないんじゃなくて、「音作り」という言葉の意味を狭義に捉えすぎていただけなんじゃないかって気がしてきた。もっと言うと、「自分の好きな音がまだ分かっていなかった」だけとも言える。

というのも、攻撃的な音とか面白い音を作る音作りは全然好きじゃないけど、今日なんとなく「Lo-Fi Hiphop的な気持ちいいだけのシンセ音作るか~」と思って作業してたらおれには珍しくかなり楽しかったから。

思い返すと、昔からクラブとかライブハウスのデカすぎる音が嫌いだし、生ドラムのシンバルも高音が耳に痛いから全然好きになれない。銀杏BOYZのあるアルバムはドンシャリすぎて曲が好きかどうかを判断する前にギブアップしてしまった。

そもそも、ギターのエフェクターをいじる時からミックス・マスタリングまでに通底するおれの音作りの特徴として、「やたらローパスかけて高域切りたがるなー」とは思ってた。そんで、なんとなく今回それを前面に押し出して音作りをしてみたところ、なんかめちゃくちゃ気持ちいい結果が得られたっていう話。

しばらくはこの方法でいってみたい、というか、みんなこういう風に自分が気持ちいいところを突き詰めていった結果独自の作風みたいなものができていってるんやろうね。気持ちいいホワイトノイズだけを鳴らし続けるアンビエントミュージシャンの気持ちが今なら分かるような気がする。てかそもそもシューゲイザーが好きなのもこの辺から来てるんやろうしな。気付くの遅いなー。サイン波が中域に固まってるのも好き。

まあしかし、どちらにせよ自分の気持ちいい範囲の閾値はおそらくかなり狭い気がするので、最終的には自分で作らんとしょーがないって感じがするね。これからは一般的なセオリーとか気にせずに、自分の気持ちいいようにバツバツ高域を切っていくことにします。

↑めっちゃ音きもちいい